練功十八法は誰にでも簡単にできる中国健康保健体操です。健康維持・健康づくりのために、中高年層・高齢者の方でも無理なく始められる健康運動・呼吸体操です。
1)練功十八法は、老若男女を問わず、音楽に合わせ、誰でも、どこでも、いつでも、気軽にできる、リラックス効果のある呼吸体操です。
2)練功十八法は、中国上海市の中医師であった荘 元明老師が、首、肩、腰、足の痛みを持つ患者の多さに直面し、この痛みを緩和する新しい方法を探究し続けて編み出した、前段、後段、益気功の3種類からなる健康づくり体操です。
3)前段、後段、益気功は、それぞれ約15分ずつの短い時間で最大の効果が上がるように考えられています。各18節ずつ、全部で54の動作があります。
4)この体操の特徴は、自己鍛錬することにより身体の諸機能の働きを良くし、健康な身体づくりをすることです。ツボの刺激やマッサージを取り入れているのも練功十八法の特徴です。
5)練功十八法は中国では「中国ラジオ体操」「太極拳」と共に中国三大国民体操として認められ、次第に世界各国に普及し、国際交流大会も開催されています。上海市の無形文化遺産に登録されています。
◆それぞれの特徴と効果
【前 段】
<特徴と効果>
首、肩、腰、足の筋肉をほぐす効果のある、比較的軽めのストレッチ体操です。
【後 段】
<特徴と効果>
関節を緩め内臓の緊張をほぐす、ストレッチ効果と自己マッサージ効果のあるバランス体操です。
【益気功】
<特徴と効果>
呼吸を重視し、呼吸機能を無理なく向上させます。ツボ押しマッサージ効果もある体操です。
◆練功動作のサンプルを見る
練功十八法の動きがどんなものか,前段の3つの動作を確認いただけます。
古来中国医学においては、健康づくりの源が六調(りくちょう) : 「調心、調身、調息、調膳、調眠、調徳」にあるとしています。
下図は、この六調の相互関係について示したヘルス・ダイアモンドです。この六調を毎日の生活で実践することが、健康づくりの基本と考えられます。
腹式呼吸を重視し心身を整える練功十八法は、六調健康づくりの考え方にもかなった健康運動です。
ヘルス・ダイアモンド
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